無線でいうところのリピーターを試してみたかったのでお手頃価格で在庫整理されていたようなので購入しました。
本体性能の主だったところといえば、ギガベースのLANポートと11acをベースとした無線LANというルータです。
無線LANの特記事項として内部アンテナが合計4つあり、2.4GHz帯用で2本、5GHz帯用で2本という構成になっているらしい。
ルータとしてはルータモードとアクセスポイントモードの切り替えがあり、内部WEBベースの設定画面で簡単に設定することができました。
VPNなどの機能がないために非常にすっきりしていますが、ファイアウォールとしての機能がどの程度なのか今回は確認はしていません。
今回はあくまでもリピーターとして使いたいので、搭載されている「子機モード」か「中継モード」を使用しました。
いまさら知ったのですが、中継器っていう商品が、もっと安価で出回っているという事実orz
落ち込むのは、後回しにして早速試してみました。
子機モードを使うとルータ本体が無線LANクライアントとして動作し、無線LANブリッジとして本体の有線LANポート側の機器と動作します。
中継モードの場合は本体の有線LANポートは外部ネットワークにルーティングされず、あくまでも本体の設定画面が開けるだけとなります。
子機モードや中継モードで一番問題となるのは無線LAN側のMACアドレスの表記が全くないところです。
元となる無線LANの設定でMACアドレスフィルタリングを使っているので本当にここで悩みました。本体のモードを切り替えると無線LANポート側のMACアドレスを変更するものもあるのでここはどうしても外部の機器が必要となります。今回は幸いにして元となる無線ルータ側にクライアントモニターがあったので一時的にフィルタを解除してMACアドレスを調べました。
外部から見るためにはモニタリング用のソフトを用意するか、無線LANアダプターに付属するツールを使って確認する必要があるかと思います。
なぜ本体の情報として有線LAN側のMACアドレスを出していないのか理解に苦しみますが、初心者用のハードウェアとして情報は必要最低限に抑えるといった方針なのかもしれません。
両方に共通する事項としてRTモードとAPモードの切り替えスイッチによりポートに接続したときにDHCP割り当てが行われるかどうか切り替わるようです。
APモードの場合はDHCP割り当ては行われず、クライアント側のインタフェースを設定し本体へアクセスする必要があります。
さて、ここまでくるとどうして「リピーター」と言っているのに子機モードの話を出しているかといえば、製品構成上すっごいもったいないことになっているのです。
子機モードの場合は無線ポートとクライアント側のLANポートしか使われず、中継モードの場合は無線ポートとWAN側のLANポートしか使いません。
私が欲しかったのは、子機モードと中継モードのハイブリットです。
中継モードをベースにクライアント側のLANポートに接続したらその通信を無線に乗せてほしかった。
まぁとりあえず中継モードで使用しましょうかね。
2016/04/28 追記
実際は中継モードでもLANポート経由で子機モードのように親側のAPにアクセスできているかもしれません。
ただ、そもそもこの製品の接続が全く安定せず、ほとんど接続後すぐに切断されてしまっているようなのでまともに使えません。
アマゾンのレビューをみると、この手のモデルを3台購入し中継器として使用されている方のレビューがあるのでELECOM同士ならうまくゆくのかもしれません。このために6千円もかける気にはならなく、ちょっとポチりそうになって踏みとどまっています(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿