シャープ製の端末と言うとザウルス以来でしょうか?
主なスペック
Android 5.0.2
メモリ 2G(アプリで表示される容量を合算すると1,881M程度)
ストレージ 16G(Androidのストレージの表示で合計容量9.64GB(2015/12/17訂正))
耐水 IPX6/7 キャップレス防水
カメラ 13M(背面)/1.6M(画面下部中央)
通知ランプ 画面下部やや左側
NFC通信 Felica対応。
赤外線通信
外観の特徴的なところ
USBポートが左側の上部に配置され、電源ボタンとボリュームボタンは右側面に配置されている。
イヤホンジャックは上部右側。スピーカーは背面と通話用スピーカーは画面上部中央に配置。通話用マイクは下部底面に配置されている。
排熱用と思われる穴が右側面の下側に穴が開いている。
上部のイヤフォンジャックは利便性を優先させて配置されていると思われるが、側面のUSBポートは利便性がかなり犠牲になっているものの、手帳型カバーを使用する場合は常に覆われる状態となるため、ごみが入り込まないようにする工夫なのかも?
三辺狭額縁となってはいるものの、額縁が見えなくなるほど狭くはなっていない。画面を横にした場合に画面が片側に寄るうえに、ナビゲーションバーが左側に表示された状態となることが多いのでかなり違和感がある。
| 評価ポイント | 評価(5点満点) | 備考 |
|---|---|---|
| サイズ感 | ★★★★★ | これ以上の大きさは携帯性に欠ける。 |
| アプリ起動/切替 | ★★★★☆ | メモリ2Gだがまだ問題はない感じ。 |
| 発熱度 | ★★★★★ | 使い続けても問題なし。 |
| 画面表示 | ★★★★☆ | コントラストが強めで解像度は高くはないが問題なし。 |
| タッチセンサ | ★★☆☆☆ | 5点までのタッチセンサで精度もあまりよくない。 |
| 電池持ち | ★★★★☆ | 電池残量をほとんど気にしなくて1日持ち歩ける。 |
| カメラ | ★★★★☆ | 可もなく不可もなくといったレベル。 |
| GPS | ★★★★★ | ポジションを掴むのが速い。感度は普通。 |
| 実売価格 | ★★★☆☆ | 耐水なのでスペック的に割高感が強い。 |
| ストレージ | ★★☆☆☆ | 16GBで実質10GB程度。アプリをSDに移動できないのは問題。 |
全体的な感触
CPUスペックが低めとなっているが、高負荷なゲームを行わなければ現状あまり違和感なく利用は可能。
メインメモリーが2Gではあるが、おそらく32bit版なので極端にパフォーマンスが落ちるようなことはなさそうです。
現状の不満点
プリインストールアプリが多数入ってはいるが、本当に不要と思われるものは今のところ2、3個程度。ホーム画面アプリが不要と言われれば不要かな?(笑)
素のAndroidと比べていくつかの変更が行われているが、一番問題なのは現状ではマルチユーザーで使用することができなくなっている。原因はハッキリしないが、サポートの簡略化のためだと推測する。
マルチユーザー環境下での動作はサポートの範囲外になると明記したうえで許可しても良かったのではないだろうか?
正直なところバージョンが5.0だったので仕事とプライベートのアカウントを切り替えて利用しようと思っていたので非常に残念なポイントでした。
どこまでOTGの配布が行われるのかも非常に不安。現時点のリリース端末の割には5.0.2と言うのも残念なところ。
(2015/12/17追記)
本体ストレージメモリとして16Gという事ですが、Androidで表示させると合計容量9.6GBと表示されています。実際にこれで問題があるかと言われればゲームを片っ端からインストールしている場合はすぐに容量問題がありますが、使うアプリだけインストールして遊んでいる程度であれば問題はない程度です。
が、正直なところ最悪ストレージがいっぱいになってもSDカードにアプリ移動すればいいかなと考えていましたが、なんとSDカードへの移動オプションが潰されています。
不具合の温床となりかねない部分ではありますが、このオプションが潰されているため、容量が足りなくなった場合はキャッシュを消すか、データを消すか、アプリをアンインストールすることでしか空き容量を確保できないことになります。
写真などはSDカードに直接保存できるので、携帯電話として使う上では問題はないのですががっかりなポイントです。
(2015/12/17追記 終わり)
耐水性
風呂場に持ち込んで操作していましたが、問題なく長風呂に入れました。まだ恐ろしくて水没させていませんが、湯煙の中でも問題なく使用できたので、耐水性に関しては問題はなさそう。ただ、使用していて思ったのが、本体が冷えた状態で暖かい場所に入った場合、中が結露してしまうのではないかと不安になりました。できれば乾燥した状態でSIMやmicroSDの抜き差しを行った方がよいのかもしれません。
オマケの手帳型カバー
合成皮革の外装と内部はスポンジのような手触り。風呂場に持ち込んで気づきましたが、耐水性を意識しての素材なのだと思います。留め金に磁石を利用していないので不要な磁気を発生させていないのでケースとしての利便性は落ちます。
使用直後はケースが硬い感じですが、数日の使用で適度に柔らかくなって馴染んできました。現時点で若干耐久性に不安はあります。
Android端末としての使用感
発熱はほとんどないので安心して使用できます。
残念ながら付属のカメラアプリは何度か落ちてしまってはいますが、Googleカメラも利用できるので用途によって使い分けるのが良いかと。
CPU処理能力は現時点では問題はないでしょう。グラフィック性能は決して高くはありませんが、それなりに動作します。3DMARKでは同程度の値段の機種の中では圧倒的に下位となります。
Androidfがカスタマイズされているために、細かいカスタマイズが行えるようになっているので利便性は高いですが、画面をダブルタップさせてスリープ解除が行えないのがやや不満。スリープ状態の画面操作のカスタマイズが甘いです。
電池持ちは何も考えずに適当にアプリをインストールしてGoogle Fitなども動作させた状態。さらにエコモードを行わず、WifiやLTE接続、090plusを動かした状態で丸一日で残量37%程度。電池が切れるまで約1日半かかりました。
電池残量の表示は一定で落ちているので信頼性はかなり高いです。残量0%でシャットダウンが行われました。
その他にこの端末独自の良い利点がいくつかあります。
現状ではスクリーンショット撮影時にシャッター音がしません。バージョンアップなどで変わってしまうかもしれませんがこれは非常にありがたい部分です。国内向けのものは迷惑防止条例上カメラのシャッター音を鳴らしている関係上スクリーンショット撮影時にも同様の音がしてしまいますが、この端末はスクリーンショットの時に音が鳴りませんでした。一時期スクリーンショットを電車内で撮影している人を男女問わず結構見かけましたが、シャッター音がするのは見ているこちらもあまり気分がいいものではないですよね。
端末独自というよりSHARP端末全般になるかもしれませんが、いくつかのフォントが無料でPlayStoreからインストールできます。しかもそのフォントを標準フォントとして登録することも可能です。昔Windowsなどで標準フォントをよく入れ替えていましたが、それがAndroid端末でもとくにroot化することなく自在にできるようになっています。 フォント入れ替えの楽しさはやっぱり大きいですね。
この端末の選定理由
この端末を選定した理由はいくつかありますが、機能的にほぼ満足できました。
携帯性から6インチのものはありえないと思っているので現状主流となっているファブレット端末は選べませんでした。その点この端末はガラケーと比べ大きいものの、現状では小型の端末に属していると思います。実際に今まで使用していたものと端末サイズはほとんど変わっていません。
極端に小型化しているわけではなく、CPU性能もハイスペックではないので、排熱など物理的な制約が緩い分動作の安定性は高いだろうと思っていましたが、予想通りアプリの不具合っぽい問題点を除けばハード的な安定性はかなり高いです。
画面解像度がHD程度なので決して高くはありませんが、その代わり端末性能が低くても変なもたつきはほとんどありません。
フラッグシップモデルと比べ圧倒的に性能面で劣りますが、電池持ちや動作安定性の面からはミドルレンジのモデルと言うのは魅力的に感じていました。実際にこれも予想通り電池持ちは満足できる範囲です。(丸一日はバッテリーの充電は必要がない)
総評
スマホとしてハード的に非常に満足しています。問題点はやはりカスタマイズされてしまっている部分で致命的なポイントが何点かあることでしょう。
ターゲットユーザーがおそらく一般ユーザー向けになっているので致し方がない部分なのかもしれない。
値段が若干高めではあるが、小型で手になじみやすい良い端末だと思います。
・g04 SH-M02の写真
・g04 SH-M02の音楽プレイヤー機能
・g04 SH-M02のタッチパネル
(2015/12/13,17 加筆)
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